
ブログ再開
2019.06.01
開業当初は毎日更新していたブログ。だんだん一言ブログみたいなものになっていき、今年に入ってからは辞めてしまってました。
辞めた言い訳として大きな理由は、古いパソコンの動きが重くて書く気になれないから。
ってのは冗談で(半分本当)、ただ単純に、
「書くことがない。」
からでした。
毎日更新してたのでネタも無くなってきます。。
書くことがない中、何書こうか時間かけて考えながら更新していくよりは、
その時間を商品の制作に充てた方がいいのでは?
そんな理由でした。
おかげで集中して制作をフル稼働していました。
ただ、工房ではフル稼働しているのに、
サイトは更新が止まっているので活気が感じられない。
そんな印象を自身でも感じていました。
そんな中、最近耳にした言葉があって、
「自身の日常は他人の非日常」
毎日毎日、同じような作業をして1日中制作しているだけの変化のない日常。
そんな中からブログなんて書くことがないよ、って思っちゃってたんですが、
確かにそう言われると、普通の人って革を切ったり、縫ったりしないですよね。
そんな自分にとっては当たり前の日常が、他人にとっては非日常でもあるんだなと気づきました。
だったら、そんなことでもいいんなら、また書いてみようかな〜なんて思いまして早速、久々書いて見た次第です。
そういうわけで自分にとっては当たり前の日常をまた書いていこうと思いますのでたまにでも見てもらえたら幸いです。
2019.06.02
欧米の男性と日本人女性のカップルがご来店。
僕に相談があるとのことで、彼女が代わりに質問。
「彼がこの財布を自作したんですけど、カードポケットの革が伸びてきてしまってカードが落ちそうになってしまうんですが、元に戻す方法はありませんか?」
との事。
う〜ん、伸びてしまった革を縮ませるのは僕に無理だなぁ。。。
湿らせてか乾かせばほんの少しは戻るけれどまたすぐに伸びてしまうし。。
残念ながら僕では力になれませんでした。
カードポケットや留め具周りなど、革の伸びが出ると不具合が出てくる部分は、
新品の状態では少しきつめになるよう作っています。
天然素材なので一枚一枚、伸び方も変わってくるのでなかなか難しい部分です。
でも外国の方もそういうの気にするんだなぁ〜
そういうの気にするの日本人くらいだと思ってました。
酷い偏見ですね(汗)

2019.06.03
肩掛けと手持ちと兼用で使っていた紙袋風のバッグを、手持ち専用に加工して欲しいとのご依頼をいただきました。


重い荷物を入れることが増えているとの事で、しっかりグリップできるよう持ち手の幅も広げました。
こんな感じで使用後から加工することもできます。
ただし、ご要望によっては不可能な場合もございます。
何かご要望があれば一度お問い合わせください。
2019.06.04
商品制作に必要な道具以外にも重要な商売道具があります。
例えばこれ。

商品撮影するときの背景用です。
と、いうことで新作の撮影をしています。
明日にはこのブログでお知らせできるといいなぁ〜。
2019.06.05
今回の新作は少しニッチなアイテム。
「台本カバー」です。

劇場が多い下北沢という土地柄、
台本カバーは作ってないのかとのお声をちょこちょこいただいていて、
ようやくですが完成となりました!
詳細いは下記リンクより商品ページ、ご覧ください。
よろしくお願いします!
2019.06.07
カップルでご来店いただいたお客様が、それぞれ当店財布をご愛用いただいているとの事で、オイルメンテのサービスとそれぞれのお写真を頂戴いたしました。


ありがたいことに4年ほどお使いいただいてるとの事です。
巣立っていった我が子の成長が見れて嬉しかったです。
2019.06.08
ついに今年も雨の季節がやってきてしまいました。
もし、当店製品が雨に濡れてしまった場合の対処法ですが、
乾くまでそのままにしておくと濡れた部分だけに雨シミが残ってしまう場合があります。(綺麗に消えることも多いです)
なので、雨に濡れてしまったら湿らせた綺麗な布で全体を軽く湿らせてください。
濡れて色濃くなった部分を消す感じで全体が色濃くなるように湿らせてください。
ここで擦っちゃうと色落ちしてしまうので軽い力で拭いてください。
あとは陰干しして乾くまで放置しておけば部分的にシミが残ることはないはずです。
このあとオイルメンテナンスしてあげるとよりベターです。
雨に濡れそうな日はあらかじめ表面を乾拭きしてあげるのも良いです。
表面に汚れがあるほど雨シミになりやすいです。
もし、雨シミが残ってしまったら?
変わらず可愛がってやってあげてください。
使い続けてアジが出てきたらそのシミもアジの重要な要素として見えてきます。
傷なんかもそうですが、変に修復しようとせずにそのまま使い続けるのが一番です。
シミや傷がアジとして見えるのが革の魅力ですから。
ちなみに上記の対処法は当店の革に対しての対処法です。
お手持ちの他社製品には試さないでください。
2019.06.09

これはお客様が買い替え時にご提供いただいたものです。
綺麗なツヤが出てますよね〜。
もちろん画像加工はしてません。
ツヤを出すためにはどんなクリームを塗ればいいですか?
と、たまに聞かれるのですがこのツヤはクリーム、オイルなどで出るものではありません。
ただただ、使い込んで自然に出てきたツヤです。
革が持ってる油分が表面に浮き上がってきてツヤになっていきます。
ちなみに布で乾拭きを繰り返してるうちにもツヤが出てきたりしますが、
色落ちが激しくなるので止めたほうがいいと思います。
こういう経年変化って自然に変化していった状態こそ美しいものであると思うので、ただただ使い込んでみてください。
2019.06.10
昨日書いた雨に濡れた時の対処法の補足なんですが、
雨に濡れて放置すると雨シミが必ず付いてしまうわけではありません。
ほとんどの場合は跡形もなく消えます。
ですので、雨の日も普段通り使っていただければと思います。
まあ、大雨だったらバッグなんかは使うのを控えたほうが無難ですが。。。
革の通常時のメンテナンスもお問い合わせいただくことが多いので、
2〜3ヶ月に一回オイルを入れていただければ充分です、と案内しています。
ただこれは聞かれたからそう答えておりますが、
こちらから「2〜3ヶ月に一度オイルを塗ってください」と言うことはないんです。
正直、僕はオイルメンテナンスは不要と思っています。
実際ほとんど塗りません。たま〜〜に気が向いた時にオイル塗るくらいです。
もちろん、メンテナンスをするに越したことはないです。
メンテナンスするのが好きな方もいらっしゃいますし、
そんな方はたくさんメンテナンスをやっていただければいいとも思います。(一度に大量のオイルを塗るのはやりすぎですが)
ただ、
「レザーってメンテナンスをしなければいけないんでしょ?」
「メンテナンスのやり方よくわからないからレザーって手を出しづらい」
って思ってる方がすごく多いんです。
その先入観がすごく残念に感じてしまいます。
どうしてそんな先入観が広まってしまってるんでしょうかね?
僕も昔はそう思ってましたし。
なのであえてメンテナンス方法を案内したりサイトに表記したりしていないんですが、
そう言う先入観を持ってる方がほとんどなので案内しないのも不親切だと思ったり。。。
だからと言ってメンテナンスは一切不要とは言い切れないんですよね。
やるに越したことはないので。
気が向いた時にでも塗ってもらえればいいのですが、
それだと案内する際にはニュアンスがわかりづらいので、
期限を設定して2〜3ヶ月に一回とか、季節が変わるごとに塗ってくださいとか言ってます。
結局何がいちばん言いたいかというと、気にせずただ使ってください、
ってことだけなんですけどね。
ムズカシイです。。。