「なめし」とは

「皮」から「革」へ

動物の「皮」を放置しておくと腐敗や硬直が進みます。
「皮」を革製品の「革」として使うために腐敗や硬直しないようにする工程を「なめし」といいます。

「原皮」(げんぴ)

食用にいただき残った皮。この皮を腐敗が進みにくくするために処理された状態を「原皮」といいます。
塩漬けにしたり、毛など余分な部分を除去する作業が行われます。
ただ、まだこの状態では腐敗や硬直が次第に進んでいってしまうため、次の工程である「なめし」へ移ります。

3種類のなめし方法

なめしには大きく分けて3種類の手法があります。
「フルタンニンなめし」、「クロムなめし」、「コンビネーションなめし」の3つです。
「コンビネーションなめし」とはその名の通りタンニンなめしとクロムなめしを掛け合わせたなめし方となります。
製品の用途によって使い分けられ、
クロムなめしは衣服など幅広く使われており、タンニンなめしは小物やバッグなどのクラフト製品に使われることが多いです。
当店でもタンニンなめしの革を使用しています。
またコンビネーションなめしは流行のアパレル品などの変化する様々な要求に応じるため、常に研究が行われています。

タンナー

なめし作業には高い技術が必要とされます。
製革の根幹となる工程を担うのはタンナーと呼ばれる職人たちです。
なめしから最終仕上げまでの工程を担い、それぞれオリジナルの技術を駆使し革へ仕上げていきます。
余談ですが、製品になると水濡れに気を遣う革製品ですが、製革工程中には大量の水に何度も浸されたり、洗浄されたりします。
そのためか、大きな川の近くにタンナーさんの製革工場があったりもします。